DFAST PlasmidFinder 追加データベース統合 サマリ

生成日: 2026-06-11  |  DFAST ver. 1.4.0  |  PlasmidFinder v3 (blastn)  |  追加 DB 3 件 (figshare 配布)

DFAST の PlasmidFinder 参照データに、レプリコン型・プラスミドタイピング用の 追加データベース 3 件を統合しました。標準の PlasmidFinder データベース (enterobacteriales・Inc18・Rep1–3・RepA_N など)に加え、以下が dfast_file_downloader.py --plasmidfinder で自動取得・登録され、 --amr 実行時のプラスミド(レプリコン型)判定に使用されます。

1. 追加データベース一覧

DB 名説明ファイル 配列数サイズ配布元 (figshare)
PseudomonasRepDBPseudomonas レプリコン型データベース v1.0 PseudomonasRepDB_v1.fsa404421 KB PseudomonasRepDB database v1.0
WHRepDBWHRepDB database v1.0 WHRepDB_v1.fsa12,92312 MB WHRepDB database v1.0
AcinetobacterAcinetobacterPlasmidTyping database v3 AcinetobacterPlasmidTyping_v3.fsa555561 KB AcinetobacterPlasmidTyping database v3.0

サイズは db/plasmidfinder_db/ にインストール後の値、配列数は FASTA の > 行数。 各 figshare データセットのファイル ID・ファイル名・サイズがダウンロード URL (ndownloader.figshare.com/files/<id>)と一致することを figshare API で確認済みです。

2. FASTA ヘッダ形式

いずれも PlasmidFinder v3 形式(アンダースコア区切り・スペースを含まない)で配布されており、 そのまま blastn の subject として使用できます。事前インデックス(makeblastdb / KMA)は不要です。

DB 名ヘッダ例備考
PseudomonasRepDB>PInc-1alpha__CP002151.1
WHRepDB>WH-A1__NZCP038616.1
Acinetobacter>R3-T1_1__NC010605.1元ヘッダにスペースを含むため取得時に自動補正(空白→アンダースコア)

3. 使い方

<DB_ROOT> は DFAST のデータベースディレクトリ(例: dfast_core/db)に読み替えてください。

手順① 参照データの取得・登録

標準 PlasmidFinder DB のクローンと、追加 DB 3 件の figshare からの取得・登録が自動で行われます。

$ dfast_file_downloader.py --plasmidfinder -d <DB_ROOT>

データは <DB_ROOT>/plasmidfinder_db にダウンロードされ、追加 DB の行が <DB_ROOT>/plasmidfinder_db/config に追記されます。

再実行は安全です。 このコマンドは毎回 plasmidfinder_db ディレクトリを削除してから 作り直すため、何度実行しても追加 DB が重複登録されることはありません。

手順② DFAST の実行

プラスミド(レプリコン型)判定は --amr オプションで有効になります(PlasmidFinder を含む)。追加 DB は自動的に使用されます。

$ dfast --genome your_genome.fna --amr -o OUTPUT_DIR

手順③ 結果の確認

ヒットしたレプリコン型は、コンティグ(source feature)の注釈および amr_summary.tsv に出力されます。 取得した 3 つの追加 DB はそれぞれ <DB_ROOT>/plasmidfinder_db/config に登録され、判定に使用されます。

取得元の記録: 各 DB の figshare データセットページ(上表のリンク)は、ソース scripts/dfast_file_downloader.pyplasmidfinder_extra_databases 各エントリにも コメントとして記載しています。直接ダウンロードには ndownloader.figshare.com/files/<id> 形式の URL を使用します (データセットページの figshare.com/... 形式は空レスポンスを返すため不可)。